電子タバコってなんで普及したのか、知りたくありませんか?
こんにちは。
今回は消費者原則の8つ目、「信念のリランキング」についてまとめていきましょう!
実は"電子タバコ"もこれを利用することでここまで普及したと僕は思います。
詳しくは後半で紹介します!
では信念に関する前提から見ていきましょう!
人は変化を好まない
これに関しては色々な意見が返ってくると思います。
「俺は同じことなんて嫌だ!変化がないとつまらない!」なんて人もいるでしょう。
しかし、筆者によると大半の人は(無意識でもそうでなくても)変化を好まない生き物だと言います。
「変化を好まない」というと分かりづらいですね。では言い方を変えましょう。
「こだわり」
とか
「信念」
と言った言葉だと分かりやすいですね。(明確な定義はそれぞれ違いますが)
大半の人はある種のこだわりや信念を持つことは良いことだと思っています。
また、僕もそれに反対するつもりはありません。僕自身、またこれを読んでいるあなたも、なんかしらの信念を持っています。
しかしですね!!
商品を買ってほしい側の人からするとそのこだわりは時に非常にやっかいな存在になります。
もし自分達が売りたい商品が消費者の信念とは異なる商品であった場合、まず買ってくれる人はいないでしょうから笑
でも売る側はどうにかして商品を多くの人に買ってほしいと思うはずです。
そのためには消費者が持っている信念を変えさせる必要が有る。
その方法を知りたくありませんか?
そう、その方法こそが「信念のリランキング」です。詳しく見ていきましょう!
焦点を変える
これは信念のリランキングを行うための方法の一つです。
これを行うことで、消費者がある商品について特定の感情を抱いていたとしても、それを変えることが出来ます。
どうすればそんなことが出来るのか?
それは「イメージや統計を用いる」ことです。
これによって、消費者にその商品について新たな考え方を持たせることが出来ます。
つまり、「焦点を変えさせる」ことが出来るのです。
電子タバコの例
そして、焦点を変えさせることにより成功したものの一つに電子タバコがあると思います。
少し前まではみんな紙タバコを吸うのが普通でしたよね?
でも今ではその人たちの多くが電子タバコに移行しています。
それは間違いなく紙タバコを吸っていた人たちの中で「信念のリランキング」が起こったためです。
ではどのように消費者の信念が変化したのか見ていきましょう。
まずは変化前の信念を確認します。
「紙タバコじゃないとだめだ!電子タバコなんて味も変だし充電もめんどくさい!なによりもあんなデザインカッコ悪いよ!」
という具合でしょうか。
ではこれをどう変えたか?
そう、「イメージと統計」を使ったんです。
・イメージについて
これはとてもシンプル。「タバコ = カッコ悪い」というイメージに変わったんです。
すこし前のドラマの登場人物ってタバコばんばん吸ってましたよね?
でも今のドラマはどうでしょう?タバコ吸ってる主人公ってあんまりいなくないですか?
そう、人の視界からタバコが排除されるようになったのです。これはタバコの健康被害などが騒がれたのが原因かもしれません。
ただここで重要なのは、「タバコってかっこいい」というイメージが完全に崩れ去ったということです。
・統計について
そうはいっても、全員が全員タバコをやめるわけではありません。
あれは中毒性のものですから、そう簡単にやめることは出来ませんから笑
ただ、「そうはいっても健康には害がない方が良いなあ」という喫煙者のニーズが生まれます。
そこをうまく刺激したのが電子タバコ(アイコスなど)です。
どうやって応えたか?
そう、統計を使って。
それがこれです。
アイコスHPより
「アイコスは紙タバコと違ってこんなに有害成分がないよ!」という主張を分かりやすいグラフを使って訴えたんですね。
これによって喫煙者の心をつかんだと言えます。
まとめ
ここで電子タバコに関する「信念のリランキング」についてまとめましょう。
まず、「健康に悪いし、かっこ悪い」というイメージによって喫煙者の紙タバコに対する信念の焦点を変えます。
次に、電子タバコなら健康への害が少ないという統計を提示することで、電子タバコを次の信念にしてもらったのです。
「信念」を自社の製品に対して持ってもらえれば、売る側はうはうはですからね笑
このように、信念というものはイメージと統計によってリランキングすることが出来ます。
これを広告に応用することで、人の心を簡単に動かせるということです。
実際、喫煙者の心はこの原理で動いたわけですから。
では長くなりましたが今回はここらへんで。
またお会いしましょう。