物を売るために、他社を褒める
こんにちは。
今回は消費者原則の13個目、「二面性のあるメッセージ」についてまとめていきます。
この原則を利用することで、あなたのメッセージに説得力を持たせることが出来ます。
それでは見ていきましょう!
二面性のあるメッセージ
まず、二面性とは?
一面はもちろんあなたサイドのメッセージです。
あなたが消費者に伝えたいこと、たくさんありますよね?
コーヒー屋さんで例えるならば
・コーヒー豆の調達にバイヤーが現地に行って吟味している
・お豆はお店で焙煎している
・コーヒー以外のドリンクの種類が豊富
などなど
色々なこだわりや強みがあると思います。
ではもう片方はなんでしょう?
それは本来あなたの敵になる存在、つまりは競合他社です。
他社も様々なこだわりを持っています。
それはあなたにとっては脅威かもしれません。
そのこだわりによってあなたの顧客が奪われてしまうかもしれないからです。
↑のコーヒー屋さんで例えるならば
・コーヒーのお豆の種類が豊富
・コーヒーの専門家が必ず一人はいるように人数を揃えている
などです。
これが前提知識となる「二面性」です。
二面性を持たせるとは?
では二面性を持たせるとはどうゆうことなのでしょうか。
それは簡単です。
「まず相手を褒める。その上で自社の強みを更に押し出す」
ということをするのです。
↑のコーヒー屋さんで例えるとこんな感じ
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A社のコーヒーは確かに種類も豊富で選べるという楽しさがあります。
しかもいつでもコーヒーの話が出来る専門家までいます。
しかし、我が社はそこにコーヒーのこだわりで勝負を仕掛けます!
コーヒー豆は仲介を挟まず直接現地に行き厳選。
また、そのお豆は店舗についてから焙煎しています。
だからこそ、こだわり抜いたコーヒーをいつでも新鮮な状態で飲むことが出来るのです。
そんなコーヒーの香りただよう店内であなたをお待ちしております。
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上手い下手は置いておいて笑笑
構成としてはこんな感じです。
最初に他社を褒める。
その上で、それでもうちの魅力を強く伝えるというやり方です。
なんで効果があるのか
ではなぜ二面性のあるメッセージを持たせることで説得力が増すのでしょうか。
それは二面性を持たせることで、消費者は自分が吟味した気になるためです。
噛み砕いて言えば、「他社と比べた上で決めた」という納得感を持たせるといった感じですかね。
ひたすら自社の魅力を一方的に伝える広告、たくさんあります。
でも人は相対的に何かを決めたときにこそ納得感を得る生き物なのです。
(高級品を買うときなんかは特に!)
そのメッセージに二面性を持たせれば、"あなたの広告しか読んでいないのに”人は相対的に物事を決めた気になり、納得感を持ってくれるというわけですね。
しかし、ここで注意点!
当たり前ですが、「褒めた他社よりも自社の魅力を強くアピールすること」が前提になっておりますのでご注意を。
褒める文章の塩梅もむずかしいですね。
ただ使いこなせれば強い武器になりそうです。
さて、次の記事では「人に伝えたいことを確実に伝える方法」を紹介します!
またお会いしましょう。