証拠で論理を操る。
こんにちは。
今回は消費者原理の16個目、「証拠の提示」をまとめていきます!
今までの消費者原則は「人の感情を動かす」という部分に注力したテクニックを多く紹介してきました。
それは人が「感情で物事を決め、論理で正当化する生き物」、つまり感情の生き物といえるためです。
そのテクニックがたとえばこれ
しかし今回は「感情」ではなく、
「論理」についてやっていきます。
つまり、どうやって受け手の論理を操り、感情で決めたことを正当化させるか
ということについてまとめていきます!
証拠の提示で論理を操る
論理で背中を押してあげる
まずは基本的なところからまとめていきましょう。
↑にも書いた通り、人は感情で物事を決め、論理で正当化する生き物です。
では感情を動かすことが出来れば人を動かすことが出来るのでしょうか?
それは少し違うのです。人間には感情だけで物事を決めないようにブレーキが設定されています。
それが「論理」です。
これが人間の最後の砦、つまりこの論理の壁を超えれば人は行動に映るということです!
論理を支配し、人の背中を押してあげましょう。
証拠の提示
ではどうすれば論理を支配出来るのか?
その方法こそ「証拠の提示」です。
この商品、サービスにはこんな魅力があるよ、という証拠を提示してあげれば良いのです。
人は「この商品欲しい!」という感情が生まれたあとにそれを正当化しようとします。
そのタイミングで、「こんな魅力があるよ!」という証拠を提示してあげます。
そうすると、「自分はこんな魅力がある商品だから、欲しいと思ったんだ!」と論理と感情がつながり、納得へとつながります。
これでもう人はその商品をレジに持って行ってくれる、というわけです!
でも人間の本質に注意
ただ、「証拠」の選びかたには注意が必要です。
そこで重要になってくるのが人間の本質です。
ここでいう人間の本質とはなにか?
それは「人間は自分のことが一番気になる」ということです。
つまり広告でいうと、「私にとってその商品にどんな魅力があるか?」
ということです。
だいぶ分かってきましたか?
そう、証拠を提示する時には、「あなたに直結するメリット、魅力」を提示するということです。
例えば
- 事実
- 数字、統計
- 証言
- 調査結果
が効果的な証拠です。
なぜなら、人は自分が一番大切な生き物だからです。
まだその商品の制作秘話とかを広告に入れてませんか?
人間の本質から言えば、そんなものには興味がないのです。
残念ながら。
ここまで論理の動かし方をまとめてきました。
一見簡単そうですが、奥が深い内容かもしれません。
これからも学習を進めていきます!
またお会いしましょう。