〜素人学生がコピーライターになるまで〜

人の心を言葉で動かしてみたい素人のコピーライティングに関する学習記録です。

ヘアワックスのCMで商品の説明を全くしないのはなぜ?

今回は消費者原則の5つ目ですね。

さて、タイトルにある質問の答えがわかる方いらっしゃいますでしょうか?

(この本読んだ人なら全員わかるのですが笑)

 

その答えこそが今回紹介する「2次的メリット」を伝えることに焦点を当てているためです。

 

f:id:tukashu:20170907011554j:plain

 

手段・目的の連鎖

ここでいう結論は「その商品から得られる最終的なメリットを伝えると効果的」というものです。

 

消費者のニーズを満たす手段 = 商品

 

これは今までの記事でもさんざん書きましたね。ニーズを満たすための手段として商品があるのです。

ではそれを消費者に買ってもらうには?

 

いかに優れた商品かをアピールする?

それも一つのやり方ですね。

 

ただそれよりも効果的な方法があります。

 

それが「目的が達成されるというイメージを与える」ということです。

そう、"ニーズが満たされる" 、これこそが消費者の究極の目的ですよね。

 

このように、1次的なメリット(商品自体)だけでなく、2次的メリット(商品を使ったその先にあるもの)を強調することで、より効果的に商品をアピール出来ると筆者は主張します。

 

この方法の具体例としてあげられるのが「ヘアワックス(ギャッツビー)のCM」です。

あのCM、宇宙人?みたいなのがワックス使っておしゃれになってる、ってことしか主張してません。ワックスの特徴?値段?他者製品との違い?なにも説明していません笑

それでもなぜあのような広告が世に出ているのか。

 

それはヘアワックスの2次的なメリットを強調したいからです。

ワックスを使えばあんなにおしゃれになれる。そんな+のイメージをつけることが出来るので、あの広告は消費者の心を巧みに利用したCMと言えるんですね。

 

それではまた次回にお会いしましょう。