コピー分析第二弾 ~長崎バスシリーズ~
こんばんは。
今回はコピー分析の第二弾です。
自分のコピースキルをあげるためにはまず名作を参考にしよう!
ということで、僕が良いと思ったコピーを紹介し、
なんで自分が良いと思ったのかを勝手に分析していきます笑
今回はこちら!
帰省のひとはすぐにわかる。
なんでもない景色を、
見る目がやさしい。
発車します。
(長崎バス/渡邊千佳)
TCCコピー名鑑2016を見ていて、もっとも心に残ったコピーがこれでした。
この長崎バスシリーズはいくつかパターンがありますが、その中でもこのコピーは印象的です。
僕もいつかこんなコピーを書いて、たくさんのひとに読んでもらいたい、
そんな強い想いをいだきました。
では、早速なぜこのコピーに僕は心を動かされたのかを分析していきたいと思います!
コピー分析
結論からいえば、
「バスはひとだけでなく、そのひとの想いも乗せて走ってる」
という描写が僕もこころを揺さぶったんだと思います。
じゃあどんなひとの想いか?
それが「帰省のひと」です。
では帰省のひとはどんな想いなのか想像してみましょう。
帰省する、ということは普段は別のところにいるのでしょう。
例えば東京とかの都会にいるひと。
都会には地元にはない仕事のゴタゴタや恋愛事情などの人間関係がたくさんあるでしょう。
いわゆる、「都会疲れ」というやつです。
そんな疲れが溜まった時に、そのひとは地元に帰省します。
バスに乗りながら、都会に出る前の記憶が蘇ります。
よく行った公園とか、通った学校とか、友達の実家とか。
他のひとにとってはなんでもない景色でも、
そのひとにとっては大切な景色。
そんな景色が都会の疲れを癒してくれる。
だからこそ、そのひとは「やさしい目」をしてるのではないかと僕は思うんです。
こう考えてみると、バスというのはひとだけでなく、そのひとの想いも一緒に乗せているのだなと思います。
最後に「発車します」という表現を使うも暖かくて良いですね。
いろんなひと、いろんな想いがあると思うけど、それら全部を乗せて
発車します。という意味合いが感じられます。
そして、そんな想いをコピーとして表現している渡邊さんはやっぱりすごいですね。
1cmでも近づけるように僕も頑張ります。
では、これからもこのコピー分析は続けていきますので!
またお会いしましょう。