「反復と重複」~繰り返しでメッセージを伝える~
こんにちは。
今回は消費者原則の14個目、「反復と重複」についてやっていきます!
「反復と重複」この要素を広告の中にいれてあげることで、
相手に自分が伝えたいメッセージを正確に伝えることが出来ます。
それではみていきましょう!
反復と重複
まずこの「反復と重複」ですが、
これをうまく体現しているCMがあったのでまずそれを見ていただきましょう。
このタウンワークのCM、まさに「反復と重複」を如実に利用しているCMなのです。
だいたいわかった方もいるかもしれませんが笑
ではまず「反復」の方から見ていきましょう!
反復
これは見ての通り、「とにかく繰り返すこと」に尽きます。
まず、普通の消費者はあなたの広告に全く興味はありません。
むしろyoutubeの広告とか邪魔だなあって思っている人がほとんどです。
また、たとえ広告を見てくれたとしても、それを一瞬でも覚えている人はもっと少ないと思います。
そんな状態の人にどうやって自分が伝えたいこと、しかも正確に伝えるにはどうしたら良いのか?
その答えこそ、「反復」なのです。
「反復」を行うことによって、たとえ1フレーズであっても見た人に印象を残すことができます。
印象を残すとどうなるのか?
親近感を持ってもらうことができます。
それは他のなにも知らないCMとは違い、「ああ、あのCMかー笑」という認識を持ってもらえるためです。
先ほどのタウンワークのCMでもひたすら反復してましたね。
「バイトするなら、タウンワーク」というフレーズ笑。
これがこのCMの狙いです。このCMを見た後の人に残る印象は
「バイト=タウンワーク」
だけでしょう。
でもそれで大成功なんです。
なぜなら、そのフレーズこそリクルートが一番伝えたいメッセージに他ならないからです。
しかし!この「反復」、
やりすぎると逆効果になるパターンもあります。
親近感を持てていたものが、「もう聞き飽きたわ!うぜえ!」という反応に変わります。
それを避けるためにはどうすれば良いのでしょう?
そう、そこ答えが「重複」です。
重複
伝えたいことをひたすら繰り返し広告の中に入れるのが「反復」。
では重複はなんなんでしょう?
それは「別バージョンの広告を作る」ということです。
別バージョンってどゆこと?
という反応が返ってきそうなので、これもタウンワークのCMで例を挙げたいと思います。
それがこれ
はい、これが「重複」です。
わかりましたでしょうか?
「バイトするならタウンワーク」という伝えたいメッセージは変わっていません。
ただ、そのメッセージを伝える方法を
「カフェバージョン」 → 「バンドバージョン」
に変えたのです。
このように、「反復」するメッセージは同じでも
その「反復」の仕方を変えることが「重複」です。
これにより、どんなに反復しても全然CMなので見ている人は飽きません。
親近感が継続し、良い印象をずっと持ってくれるというわけですね。
そしてこう思うのです。
「そろそろバイトしよっかなー」
「あ、"バイトするならタウンワーク"ってやってたな、調べてみよ!」
(これ、数年前の僕です笑)
もう一度注意点だけ言っておきますと、
繰り返し、つまり「反復」のしすぎは逆効果になります!
気をつけましょう。
おまけ
本題はもう終わりましたが、みなさん気づきましたでしょうか?
この記事の中でも「反復」と「重複」を「反復」していることに笑
しかも時々言い方を変えて重複っぽいこともしてみました。
この記事を読見終わったみなさんの頭の中に「反復と重複」が良い印象として残っていることを願います。
それでは、今回はこれくらいにして
またお会いしましょう!