<テクニック8>反転の落とし穴
こんにちは。
今回は前回に引き続き、広告のカタチについてのテクニックを紹介します。
それが「反転の落とし穴」です。
ぱっと見で内容を理解できないといけない広告において、反転は逆効果だと筆者は言います。
例えば黒色の背景に色の文字とか、目立ちそうですよね?
しかし実際はどうなんでしょう?
筆者は様々な研究結果を引用しながらそれを証明しています。
反転の落とし穴
反転とは?
広告における反転とはなんでしょう?
別の呼び方をすると「抜き合わせ」や「白抜き」などと呼んだりします。
通常は白い背景に黒い文字で広告は成り立っています。
しかし、それをあえて逆にする、という方法を反転といいます。
教授のパワーポイントでも良く見たりします。
理系のひとが良く使っているという僕の勝手なイメージもありますね笑
しかし、それを広告に使うのは逆効果だと筆者は言っています。
なぜなんでしょう?
なぜ反転がダメなのか
結論からいうと、「可読性が落ちるから」らしいです。
もっとシンプルにいうと「読みづらいから」ですね。
はたして本当にそうでしょうか?
と僕も思います。
ではその反論に筆者はどう返したか?
こう返します。
実験(2) ダニエル・スターチと目玉の動きの遅れ
広告研究者のダニエル・スターチは、ホームズの発見を裏付ける実験を行った。まず彼は被験者に反転していない短いメッセージを呼んでもらった。「これを読んで!」と大声で言うと、被験者は1秒あたり平均6語ほど読むことが出来た。次は反転したメッセージを読んでもらった。そのスピードは1秒あたり4語。反転してないものより2語 分だけ遅い。
結論は?反転すると読むのが遅くなる。
いかがでしょう?
この他にもいくつかの実験を引用することで筆者は反転の効果のなさを証明しています。
今回の記事の内容はただ1つ。
「反転はやめよう!読みづらい!!」笑
では、またお会いしましょう。
コピー分析第二弾 ~長崎バスシリーズ~
こんばんは。
今回はコピー分析の第二弾です。
自分のコピースキルをあげるためにはまず名作を参考にしよう!
ということで、僕が良いと思ったコピーを紹介し、
なんで自分が良いと思ったのかを勝手に分析していきます笑
今回はこちら!
帰省のひとはすぐにわかる。
なんでもない景色を、
見る目がやさしい。
発車します。
(長崎バス/渡邊千佳)
TCCコピー名鑑2016を見ていて、もっとも心に残ったコピーがこれでした。
この長崎バスシリーズはいくつかパターンがありますが、その中でもこのコピーは印象的です。
僕もいつかこんなコピーを書いて、たくさんのひとに読んでもらいたい、
そんな強い想いをいだきました。
では、早速なぜこのコピーに僕は心を動かされたのかを分析していきたいと思います!
コピー分析
結論からいえば、
「バスはひとだけでなく、そのひとの想いも乗せて走ってる」
という描写が僕もこころを揺さぶったんだと思います。
じゃあどんなひとの想いか?
それが「帰省のひと」です。
では帰省のひとはどんな想いなのか想像してみましょう。
帰省する、ということは普段は別のところにいるのでしょう。
例えば東京とかの都会にいるひと。
都会には地元にはない仕事のゴタゴタや恋愛事情などの人間関係がたくさんあるでしょう。
いわゆる、「都会疲れ」というやつです。
そんな疲れが溜まった時に、そのひとは地元に帰省します。
バスに乗りながら、都会に出る前の記憶が蘇ります。
よく行った公園とか、通った学校とか、友達の実家とか。
他のひとにとってはなんでもない景色でも、
そのひとにとっては大切な景色。
そんな景色が都会の疲れを癒してくれる。
だからこそ、そのひとは「やさしい目」をしてるのではないかと僕は思うんです。
こう考えてみると、バスというのはひとだけでなく、そのひとの想いも一緒に乗せているのだなと思います。
最後に「発車します」という表現を使うも暖かくて良いですね。
いろんなひと、いろんな想いがあると思うけど、それら全部を乗せて
発車します。という意味合いが感じられます。
そして、そんな想いをコピーとして表現している渡邊さんはやっぱりすごいですね。
1cmでも近づけるように僕も頑張ります。
では、これからもこのコピー分析は続けていきますので!
またお会いしましょう。
<テクニック7>注目される広告のカタチ
こんにちは。
2日ほど更新が出来ませんでした、、、。
今回は人の心を動かすコピーを作るテクニックの7つ目、「360度注目を集める」
をまとめていきます!
まず、このテクニックは今までのテクニックとは少し方向性が違うものです。
今まではコピー、つまり文章をどう構成すれば人の心を掴み、動かせるのか
という内容でした。
しかしこのテクニックは文章の構成でなく、文章をどんなカタチで見せるのか、
つまり効果的な広告のカタチについてのテクニックです。
どんな文章を書くかという点ばかり気にしていた僕としては、
全く新しい視点です。
それでは、広告の魅せ方は文字の質だけじゃないということを見ていきましょう!
注目を集める広告のカタチ
見た目で差をつける
まず、なぜ広告のカタチが重要なのでしょうか?
その答えはずばり「目立つこと」にあります。
以前の記事でも何回か書いていますが、
広告というものは人に見てもらわなければなんも意味もありません。
しかし、今の人は広告が周りに溢れすぎて、基本的に広告を見てくれはしません。
そんな状況で広告を見てもらうには「目立つこと」が必要不可欠なのです。
その重要性を筆者はこんな話で説明しています。
警察の面通しで10人の凶悪犯が並んでいるところを想像してほしい。
彼らの服装はいかにも悪党という感じ。顔は怒っている。歯をむき出しにして、無精ひげを伸ばしている。
何よりもオーラが恐ろしい。無粋な人たちの間に立つのは、小ざっぱりした紳士。まるでプライベートジェット機の「ガルフスロリームG550」から降り立ったばかりのようだ。この男性は裕福に見えるだろうか?このスーツにこの靴!百万ドルの笑顔!
質問:この中で一番目立つのは誰だろう?
それは他の人たちとは違った魅力がある人。10匹の捨て犬の中では、紫のチビ犬が一番目立つ という。
他の人と同じことをしていては目立つことは出来ない、つまり、あなたが広告を出している意味もないということですね。
目立つ広告のカタチとは?
他よりも目立つことが必要だとはわかった。で、どうやるの?という声が聞こえてきそうですね。
筆者はその質問に一つの具体例を提示してくれています。
それが「ハッと目を引くような円形の広告を出せば、たくさんの広告の中で目立つ存在になれる。」
というものです。
街中の広告を見ているとだいたい長方形などの四角いカタチをしていますよね?
しかし、広告は四角いカタチでないといけないなんてルールはどこにもありません。
そこで、あえて丸い広告を出すことで周りと違うインパクトを与え目立つことが出来ます。
それに加え、今までのテクニックを使ったコピーを見た人に読ませてあげれば、効果は絶大でしょう。
このように、「広告のカタチで人の心をつかむ」というテクニックは非常に有効なんですね。
今の僕にこのテクニックを使うことはなかなか厳しいかもしれませんが笑
文章だけが広告じゃないという視点を得られたのは大きいです。
では今回はここらへんにして。
またお会いしましょう!
<テクニック6>ボディーコピーの作り方
こんにちは。
今回は人の心を動かすコピーをつくるテクニックの6つ目、「読み手をコピーに引き込む」をまとめていきます!
前回の記事で「魅力的なヘッドラインを作るテクニック」をまとめましたね。
今回の内容は、魅力的なヘッドラインで人を惹きつけた後の話です。
つまり、魅力的なボディーコピーを作るためのテクニックです!!
これでヘッドとボディのテクニックを網羅することになりますね。
ではまとめていきましょう!
読み手を引き込むボディーコピー
ボディーコピーの役割
ボディーコピーを作るテクニックを紹介する前に、自分なりにボディーコピーの重要性を書いておきたいと思います。
あなたはすでに魅力的なヘッドラインを書くことが出来ています。
つまり、顧客をあなたの商品やサービスに興味がある状態まで持っていくことが出来るというわけです。
ではその先はどうすれば良いでしょうか?
その答えは2つあると思います。
1つ目は「顧客に逃げられないこと」があります。
せっかく魅力的なヘッドラインで興味を持ってもらっても、ボディーコピーがなにを言ってるか分からない、つまりあまり魅力的でない場合はその商品を買ってくれません。
だからこそ、ヘッドだけでなく、ボディーも顧客に逃げられないように魅力的である必要があるのです。
2つ目は「相手を引き込むこと」です。
ヘッドで掴んだ興味をさらに深く引き込み、「これ欲しい!」という状態に持っていくということです。
ヘッドがきっかけ作りとすれば、ボディはとどめの一撃といった感じですね。
このように、ボディーコピーはヘッドラインに劣らず重要なものです。
それでは次に、そんなボディーコピーの質を高めるテクニックを紹介します!
ボディーコピーのテクニック
この本には魅力的なボディーコピーを作るためのテクニックが12個紹介されています。
今回はその中から、使いやすいと思ったものや、使える!と思ったものを厳選して紹介していきます!
・質問する
ex.「こんな最悪な状態になったら、あなたはどうしますか?」
・専門家の意見を引用する
ex.「伝説のコピーライターのAさんは、コピーライティングを紹介する本のほとんどは読んでも意味がないと言っています。」
・読み手に効果を実感してもらう
ex.「コピーを考える時に、やることは1つ。この本の8~9ページを読むこと。そうすればあなたの頭の中にはいくつものコピーが生まれているでしょう。」
・短いセンテンスから始める
ex.「もうやめませんか?」、「嫌気がさしませんか?」、「我慢できない」
いかがでしょうか?
これはほんの一部のテクニックですが、同じ内容でもこのテクニックを使うだけで一気に読み手を引き込むことが出来ます。
すぐに実践して、魅力的なボディーコピーを作ってみましょう!
僕もがんばります!
それではまたお会いしましょう。
<テクニック5>心理的によく効くヘッドラインのキーワード
こんばんは。
今回は人の心を動かすコピーを作るテクニックの5つ目、「心理的によく効くヘッドラインのキーワード」をまとめていきます!
以前の記事でヘッドラインに最大のメリットを入れるというテクニックを紹介しましたね。
今回はそのテクニックと組み合わせて使うと非常に効果的なテクニックです!
このテクニックを使って最強のヘッドラインで人の心を掴みましょう!
心理的によく効くヘッドラインのキーワード
効果的なヘッドラインの条件
まず、人の心をつかむヘッドラインにはなにが必要なのでしょうか?
筆者はその条件を4つ提示しています。
- 自分の利益を感じる
- 目新しい
- 好奇心を刺激される
- 迅速で簡単に理解出来る
1つ目の「自分の利益」に関しては以前の記事で書いた通り「メリット」が人の心をつかむという話ですね。
これがなければ人の心は絶対に動きません。
なぜなら人は自分のことが一番大事に思っているからです。
次に、目新しさや好奇心を刺激するような表現が有効になってきます。
この条件を満たすことで、見た人に強いインパクトを与えることが出来るだけでなく、見た人により利益を魅力的に見せることも出来ます。
最後に、「迅速に理解出来ること」ですが、これに関してはこの本においてもこのブログにおいても散々言っている
「メッセージはシンプルに」という話ですね。
つまり、効果的なヘッドラインの条件とは
「強烈なインパクトがあり、且つシンプルにメリットが伝わる」
というものになりそうです。
ではそんなヘッドラインはどんな言葉を使ったら出来るのでしょうか?
この本にはその一例も載っていますので、一部紹介します!
効果的なヘッドラインのキーワード
この本にはあなたのヘッドラインを魅力的にすることが出来る言葉が22個紹介されています。
その中でも僕がこれよく見るなーとか、これ使ったら惹かれるかも!と思ったものを抜粋して紹介していきますよ!
それでは行きましょう。
・無料
ex.「なんと無料で!人の心を動かすコピーの書き方教えます。」
・警告
ex.「警告!あなたのコピーには客観性がありますか?気になる方はクリック!」
・注目!
ex.「注目!あなたのコピーライターになる夢、叶えます!」
・発表
ex.「発表します!人の心を動かすコピーの書き方。」
・今日から
ex.「今日からあなたのコピーは生まれ変わります。このルール通りにやれば。」
いかがでしたでしょうか?
このような短くシンプルな言葉を少しいれてあげることで文章のインパクトが違って来ますよね?
この技は効果的で且つすぐに実践出来るので、みなさん是非試してみてください!
それではまたお会いしましょう。
<テクニック4>希少性を強調する!
こんにちは。
早速人の心を動かすコピーテクニックやっていきます!
今回はテクニック4つ目、「希少性を強調する!」です。
希少性については「人を説得できる6つの武器」という記事で紹介しましたね。
そこで今回は「希少性とはなにか?」「具体的にどう使うのか?」
というところを説明していきます!
希少性を強調する!
人は締め切りに弱い
突然ですが質問です。
「この書類、いつでもいいから完成させて提出してくれる?」
と言われた場合と
「この書類、明日の10時までに完成させて提出してくれる?」
と言われた場合、どちらの方が焦りますか?
そりゃもちろん後者ですよね笑
「まじか!いますぐやんなきゃ!!」となるはず。
ですが、前者の場合だっていますぐ始めてもいいはずなんです。
いつでもいいんですから笑
でもだいたいの人(僕も含め)はすぐにはやりません。
ではここからなにがわかるでしょう?
そう、締め切りの重要性ですね。
人という生き物がいかに締め切りに弱いかが理解できましたでしょうか?
それでは次のステップにいきましょう!
ビジネスでも締め切りは有効!
はい、先ほどお話した「締め切り」ですが、これが希少性の代表例です。
そして締め切りというものはビジネスにおいても非常に有効な手段であり、
それは広告においても積極的に使うべきだと筆者は述べています。
ではなぜビジネスにおいて締め切り、つまり希少性が有効なのか?
それは人は希少なものを逃すことを「損失」として考えるためです。
人が損失に恐怖の感情を抱くことは以前の記事でも紹介しましたね。
では希少なものを逃すとはどんなことでしょう?
身近な例を挙げると、タイムセールなどがあります。
いつもより安くものが買える、しかもそれはあと10分で終わってしまう!
このチャンスを逃したくない!
みなさんこう思うのではないでしょうか?
そう、タイムセールのように締め切りを設けると、人はこのチャンスを逃したら後悔するかもという恐怖を感じ、行動を起こすというわけなんです。
このように、希少性というのはビジネスにおいても非常に有効なのですね。
広告ではどう使うの?
では広告でどうやって希少性をアピールするのか、
具体例を挙げていきましょう!
・先着50名様
・1月10日締め切り
・商品には限りがあります
・在庫あと少しです
などなど、希少性をアピールする言葉はたくさんあります。
ぜひ、広告コピーの中にこの希少性を強調してみましょう!
人の心を動かし、あなたに利益をもたらしてくれるかもしれません。
では、またお会いしましょう。
<テクニック3>最大のメリットをヘッドラインに入れる
こんばんは。
今回は人の心を動かすコピーを作るテクニックの3つ目、「最大のメリットをヘッドラインに入れる」をまとめていきます!
前回、メリットを広告には入れるべきだという話をしましたね。
ただ、闇雲にメリットを入れまくった長い広告を作ればよいというわけではありません。
ではどこに入れれば良いのか?
そう、その答えが「ヘッドライン」です。
では詳しく見ていきましょう!
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